無事に出産できたら書きたいと思っていたことがあります。私は結婚9年目にして、体外受精を経てやっとの思いで先日、第一子を出産しました。
続きを読む【ミスチル ライブレポ】Mr.Children miss you arena tour 7/13 横浜アリーナ2日目 ライブレポート&感想
Mr.Childrenのアリーナツアー「miss you」のライブレポート(横浜アリーナ、2024年7月13日)を忘れないうちに書きました!(ネタバレを含みますので見たくない方は、先に進むべからず)
2年以上振りのライブでしたーーーー。選曲のすべてが"miss you"というテーマにあまりもどハマリで、私史上一番アルバムツアーとして最高だったかもしれない。
あと、しばらくドームとか野外フェス参戦ばかりだったので、久しぶりのこの規模の会場、音響が良くてぶっ飛びました。(すっごい失礼ですけど、桜井さんまた歌うまくなってるんでは?www)
当記事は【セットリスト】および【演出、MC】の内容を含む【ネタバレ】感想レポートになりますので、観覧前で知りたくない場合にはスクロールせずお戻りください!
ちなみに、自分のその時の感じたことを残しておきたいという目的&個人的に人のレポートや感想を読むのが大好きなので、私も書いてる、という感じですのでその点ご理解いただけますと幸いです。
横浜アリーナ公演2日目セットリスト
とんでもないライブでした。なんやろう、ここ数年、毎回想像も期待も軽く超えてくるの、モンスターすぎない?
演出で派手なものはナシ、余計なものを削ぎ落として、ひたすら良い音楽に浸る空間を作りました、という感じだったかな。もし、ミスチル初ライブですという方がいらっしゃったら、思ってたのと違ったかもしれない。ここ数年の雰囲気とは違って、たぶん長いことファンの人にほど刺さるようなセットリストだった!(断言)
miss youというアルバムの世界観的にそうなのかな、これまではキーとなる曲の前には何かしら曲紹介を含めたMCがあって、曲を通して伝えたいことが言語化されることが多かったと思うんだけど、今回はMCも近年稀に見る少なさ。代わりに曲が多くて、何も説明しなくてもむしろ曲そのものがメッセージ。結果満足感がとんでもないことになった。
いうかこんなセットリストをデビューから30年以上経ったアルバムツアーでやれるMr.Childrenって何者なの。ねぇ、私はとんでもないバンドを追いかけてるんかな。もう恐ろしいです(褒めてる)。
- 叫び 祈り
- I MISS YOU
- REM
- アンダーシャツ
- Everything (It's you)
- 靴ひも
- Fifty’s map ~おとなの地図
- 青いリンゴ
- つよがり
- Are you sleeping well without me?
- LOST
- アート=神の見えざる手
- 雨の日のパレード
- 血の管
- Party is over
- We have no time
- ケモノミチ
- 365日
- 記憶の旅人
- The song of praise
- End of the day
- 未完
- 終わりなき旅
- [EN] Hallelujah
- [EN] 優しい歌
- [EN] Sign
- [EN] in the pocket
なんと充実の曲の数々。これまでとはアルバムmiss youのツアーでありながら、それ以外の選曲でも世界観を維持していて、
こんなセットリストを2時間半で27曲、ほとんど休まずに走ったり跳ねたりしながらCD音源より良いのではとすら思わせて全曲歌いきる54歳 is 何。
聴いてるこっちが体力続かないってもんやで、本当すごいよ。。。
曲からは世の中に対する憂いや叫びや祈りを感じ取れると同時に、大衆の代弁者を演じるMr.Childrenと、当事者でありながらそれを冷めた目で見ている自分たちみたいな、メンバー(裏)とは別人格のMr.Children(表)という存在に対するあれこれみたいなテーマもあったりするのかなーと(完全なる妄想)
曲ごとの感想
好き勝手言ってるだけなんですみません、記憶違ってたりするかもしれませんがあしからず。
叫び 祈り
イントロからしばらく「え???」って会場もどよめいた(と思う)、これHOMEのツアーってやってた??
相当ひねった選曲じゃない!? でも曲自体改めてカッコいいし、今考えたらこのツアーの最初の1曲にはかなりフィットしていたかもしれない。
演奏が始まったところでは、バックスクリーンが鉄格子のように透けて後ろにいるメンバーが見えるような感じで、あれ一体どうなってんのかな。
I MISS YOU
miss you の核でもあろうナンバー、今回のツアーの世界観が伝わり、雰囲気を作ってた。I MISS YOUの歌詞にどれくらい彼らの本心が反映されているのか、真実はわからないけれど、桜井さんとMr.Childrenが対峙している世界がどれだけのものか、想像はできる。
I miss you 繰り返すフレーズ
迷って試して信じて疑って
何が悲しくって こんなん繰り返してる?
誰に聴いて欲しくて こんな歌 歌ってる?
それが僕らしくて 殺したいくらい嫌いです
そして結果として必ず過去を超えていく、それがどれだけのことなのかも、理解はできる。高い高い壁を何度も超えて、Mr.Childrenがここにいてくれることがどれだけの奇跡なのか、その事実がどれだけの人の支えになってきたか、そんなことを思い起こさせるこの曲は、だからもう文句なしに泣けた。
他方、音響の素晴らしさが、演奏でも歌声でも非常に感じられて、アリーナってこんな音良かったんだっけ、と感心した。
REM
プロとはいえ、50歳超えてREMを生で歌うってハンパねぇ、と言わざるを得ない。「虹の彼方へ」と同じレベルでもう一生聞けないと思ってた(←)
ポップス的Mr.Childrenしか知らず斜に構えていたマイ夫が「ミスチルってこんな曲もあるんだ?!」と驚いて興味を持った伝説のREM(笑)
しかもこんな冒頭に持ってくるの、相当なチャレンジャーだと思うんだが、もうロックさに凄みがある。超超超かっこよかった。
アンダーシャツ
からのアンダーシャツ!? 天才なの?(天才です)
なんというか…25年前なのに歌詞に書かれていること今も同じように揶揄できるん。その事実が苦い。
当時の気怠さのある桜井さんの歌い方もセクシーで好きだったけど、今日の表現こそすごく好きだったよ。
Everything (It's you)
名曲。この流れで聞くとさらに名曲!
B'zとの対バンで聞いたので、稲葉さんバージョンもとっても良くてそれを思い出しながら聴いてましたが、やっぱり桜井さんの声だから「効く」のね。30年も前の曲とは思えないよ。
ここまでのダーク味を残しつつちょっと雰囲気を変えるにはピッタリだったな。
靴ひも
「一瞬でも、1秒でも早く、今日が来てほしいと願ってました、20年前に作った曲ですけど、そんな気持ちを歌った曲です」
って紹介されたけど、まって、靴ひもって20年も前なんですか。あの、社会人になりたての頃私がヘビロテしていたアルバムは、20年も前のものなんですか。笑
「20年前」というワードで脳内バグって一時停止しました。信じられん。こんな爽やか青春曲なのに何の違和感もないの、すごいな。
Fifty’s map ~おとなの地図
miss youの中でも好きな一曲(人気もありますよね)、会場も盛り上がった〜!
靴ひもで甘酸っぱくエモい気持ちになってからのこれ、泣かせにきてんのかな。
これまで築き上げてきたものや、手に入れたものも全部投げ出したくなる、何にも縛られず自由になりたいと思ったりする、それって大人にだってあるよね。
まだ個人的にはfourty's mapだけど、歌詞に共感しまくりなの、私にとっては一回りお兄さんなMr.Childrenに年齢とともに追いつく速度が早まってる感じがして、嬉しくも切なくもある。
くるみとのつながりも見てみたい気もしたが、演奏自体がめちゃくちゃ良かった。
青いリンゴ
爽やかだけど、不安定さがない落ち着いた爽やかさ。私はこの曲に、"若い頃とは違うけれど、今の自分にできることを前向きに捉えている"という印象を持っていて、年を重ねたことを憂うわけじゃないポジティブさがあるんじゃないかなと。
お客さんもはじめてなので、JENさんが演奏しながら手拍子の合図をして教えてくれたw 頼りになるよJEN…そういうところが好き。
つよがり
涙腺崩壊。
生で聴いたのいつぶりか分からんけど、もともと大好きな曲だし、若い頃のいろんなことを思い出してしまうし、名曲だし、今の桜井さんの声で聞くのが特に最高だった。
Are you sleeping well without me?
桜井さんが椅子に座って歌う姿が美しくて印象的。
4人でバンドサウンドを作ることに縛られていない、miss youでやりたかったことがなんとなくわかった気がした。
LOST
思った以上にノれる曲だったし、めっちゃ声(歌い方)がカッコよかった。miss youは全体的にライブアレンジが映える曲が多い。
アート=神の見えざる手
曲自体がアルバム発売当初から、衝撃作として扱われてますけど、演出+アクトでいえば、もう120%これ。強すぎる。
スクリーンとの連動性も相まって、曲を聴いてるというより舞台を観てるような感覚に近かった。アーティスト、表現者としてのMr.Childrenの底力をまざまざと見せつけられた感。
あ、ライブでもピー音は入ってました。(←)
雨の日のパレード
ここはもう前曲が強すぎて、何を持ってこられても引っ張られるんではと思うけど、こちらが切り替えられずに戸惑っているのを華麗に置いてけぼりにして進行していくミスチル兄さんな状態w
血の雨で赤く染まった傘を差しながら歩く人物のイラスト映像から、その人が歩みを進める中で優しいメロディが続く。待ってくれ…振れ幅あって感情が追いつかない…笑
なんだ、もう、DVで殴ったあとに優しくなるみたいな(例えが悪すぎます、すみません)。
血の管
これ、miss youのアルバムに入ってましたっけ?くらい合うから逆に引くくらいですw(シフクノオト収録曲です)
桜井さんのファルセットの透明感も素敵だった。
Party is over
ゆるーく手拍子しながら聴ける心地よさで、フェスとかにも良さそうだなと思った。ギターの弦を押さえる音までしっかり聞こえて、スクリーンの映像もとても良かった印象。
We have no time
ハイテンポダーク寄りで結構好き。
CD音源で聞くより、ずっとかっこよくて、アレンジとか音響とかいろいろあるんだろうけど、全然違う曲に聴こえた。
レコーディングだけど、サックスのアレンジとても印象的し、ドラムがかっこよかった。
ケモノミチ
あぁ、miss youだいぶやり尽くしたかと思ってたけど、まだこんな大物が残っていたんだ。この曲をどう解釈するか、私の中ではまだ定まりきっていないところがあるんだけど、どちらにしてもこれもライブ化けする。
オープニングと同じ映像、ここまででmiss youの章が一区切りだったっぽい。
365日
からのアカペラで歌い出しがあり、声だけのとことっても好きだったな~。桜井さんの声帯を堪能した。(変態か)
優しくて、柔らかくて、あったかくて、改めて久しぶりに聞くと泣ける。
記憶の旅人
壮大ラブソング、「永遠」に近いニュアンスを感じてはいるんだけど、そんなにたくさん聴いていなくてもライブ後にサビのフレーズがしっかり脳内リピートされるのはさすがすぎる。こういう言い方を好まれるかはわからないが、ある意味職人技。
映画は観てないんだけど、あらすじは読んだので、世界観がぴったりの意味がよくわかる曲だった、365日からの流れも超自然。
The song of praise
「叩き合うことばかりの世の中だけど、今日は叩き合うんじゃなくて讃え合おう」
Wow wow〜とみんなで合唱できるようになったんだなぁとしみじみ(まぁ、今めちゃくちゃコロナ流行してますけどね。私は怖いのでマスクしてました・・)
不思議なもので、会場の何万人の声というのはとっても力がある。ウルッとしちゃう。
End of the day
「久しぶりに聞いて、いい曲だなってお気に入りになった一曲」
桜井さん、やっと気づかれました?笑
Oh No, Oh Yes!
本当はもう掴んでて 届いてて
気付いてないだけ
もっと もっと
輝ける日は来る きっと来る
もう少し そう信じて
歌詞最高に好きです、この曲。みんな楽しそうに演奏してたのがとてもHappyな空間で良かった。
未完
まさか聴けると思ってないからめーーーーちゃ良かった。ラスサビ前のアレンジから
「みなさんがここに来て、背中に、心に羽が生えてた気持ちになって、それが明日まで続けばいい、1週間続けばもっといい、もし羽があることを忘れてしまったら、辛くなったら、またここに戻ってきてください、僕たちはここで待っています」
みたいなMCが入って、(戻ってきたくてもチケット取れないんだわって思った人たくさんいたよね?笑)涙腺を崩壊させてからのその雰囲気のまま
「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」
そうほざいてみたって試練は手を緩めちゃくれない
に続いていき、バンドが加わって曲に戻っていくアレンジも本当に最高に痺れる演出。
Mr.Childrenがなぜ音楽を続けてくれるのか、こんなにもリスナーの人生に寄り添ってくれるのか、ちゃんと伝えてくれるのが本当に素敵だと思う。
ここで「え?終わりなん?」と一瞬時計をみたらもう2時間立っていて驚いた。早い。いかに濃密な時間だったことか。
終わりなき旅
毎回でも聞きたい曲なので、これで締めてくるあたり、決して裏切らないMr.Childrenという感じである。I MISS YOUを聴いてからの、こういうライブ構成は、「みんなのミスチル」でもあり続けるというMr.Childrenの覚悟みたいなものも感じて、余計に泣けるわけである。
Mr.Childrenという存在にとっても、「終わりなき旅」は核となるテーマなのかなと思うし、26年も前にもうそれを曲にしていた桜井さんに脱帽である。
みんなに歌わせてくれてたけど、これが歌わせてくれる曲になるくらい玄人向けなセットリストだったということなのではないか。
[EN] Hallelujah
「2000年に発売したアルバムQの中から一曲演奏したいと思います」とおっしゃるので、え、つよがりやったで?この流で何を?と戸惑ったら「Hallelujahという曲で、宗教的な意味合いが強いんですけど…」
何?2024年にHallelujahを生で聞ける世界線があるんか?!笑
前半は桜井さんとSUNNYさんだけの編成、後半、コーラス部分を合唱してるところにドラムと、健さんとナカケーさんがパーカッション?で加わる演出、微笑ましくてニヤニヤしちゃったww
コーラスもやりながらリズムを取るナカケーさんに対して、リズムが狂わないようにめっちゃ集中して周りも目に入ってない感じの健さん。ふたりともかわいい…笑。(50代の紳士にもかわいいって言いたくなっちゃうのごめんけど、いくら考えても「かわいい」が一番適切なワード)
[EN] 優しい歌
みんなのミスチルが戻ってきた~って感じがした。最後はちゃんとこうしてくれるがミスチルなんですよね。
この曲あたりだったと思うけど、バッククリーンの映像に被せて演奏する姿を投影するの、あれもどうなってんの?って技術が気になるステキ演出だった。
[EN] Sign
もはやコメント不要の名曲。
私、毎回でもライブで聞きたいくらい好きパート2なので今回も泣きました。デトックスされました。ありがとうございます。
[EN] in the pocket
SUNNYさん、JENさん(w/顔芸)、ナカケーさん、健さんのバンド紹介、そして健さんが桜井さんを紹介!健さんの声が聴けたよ!!笑
「30周年の半エンから、僕らは50年に向かっています。一番新しい曲を聴いていただきたいと思います」
という紹介からの新曲、一曲通しては初めて聴いたんですけど、miss youのアルバム作ってた人たちとは思えないくらい「知ってるミスチル感」があって安心したというか、ここでも4枚のスクリーンそれぞれに4人を大きく抜いたカメラワークが最高に良かった。あれ超好き。
ということで、これだけのキャリアを築き上げてなお、まだこんなライブができるなんて、すごいとしか言いようがない本当に。ただただ圧倒されて、また惚れ直し、心に羽を授けられ、自分の生き方さえも考えさせられる時間でした。
最高でした。ありがとうございました。
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皆様、大変ご無沙汰しております。
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