2018年10月の「重力と呼吸」発表を受けて、一部加筆・修正したリライト版としました!
Mr.Childrenのすごさ
Mr.Childrenとして発表された曲(歌詞のあるもの・バージョン違いは含まない)は全部で230曲くらいあるらしいですが、私にはランキングを決めるなんて無理でしたわ。
全然決めらんない(笑)そこで、ミスチルの凄さって必ずどんな気分にも対応してくる曲がある不思議な包容力を持ち合わせている稀有なバンドということだと思うので、その良さが伝わるように書きたいなと思いまして、例のごとく曲を分類化マッピングすることにしました!(得意技みたいに言ってるけど別にそういうわけではない)
そう、桜井さんの作る曲って、これとこれを同じ人が作ってるわけ?って思うほどの振れ幅じゃないですか・・・そよ風みたいに優しかったり、最低な男じゃんって思うほど荒っぽかったり、盗んだバイクで走り出しそうなくらいキレッキレだったり、かと思えばふかふかのお布団みたいに温かったり、まぁよくこんなに多様な表現があるなって、頭が下がります。これが天才。
年代別に曲の印象を分類してみた
私のミスチル歴はCROSS ROADに遡ります。当時父がレンタルショップで借りてきたCDを一緒に聞いたんですね。
小学校高学年くらいまではどちらかというと父に便乗という感じでしたが、1995年頃からは自らの意思で聴くようになりました。
ただ、当時から音楽性ががんがん変わるので、好き度には波があったわけですよ。ここが「女子的」なのかもしれないけど、桜井さんの作る曲を年代別に区切ってみました。
1. 冬眠期(Everything~Atomic Heartあたりまで)
この時期はいわゆるポップなLove Songが多いです。こういう曲が売れた時期でもあるし、桜井さんの歌詞の目の付け所の独特さははじめからあったのかなという感じ。Innocent worldあたりで覚醒期の片鱗が出てくるまでは、わりと普通のバンドだったと思っています。
実際下記のグラフ上も曲毎の振れ幅はまだあまり大きありませんでした。特に好きな曲は「虹の彼方へ」かなぁ。
2. 覚醒期(Tomorrow never knows~Discoveryあたりまで)
この時期、商業的に「売れる曲」を立て続けにリリースしてミスチルの人気を不動のものにしたわけですが、売れてる曲も少しダークだったり尖っていたり歌声も低めにしていて男性的な要素が強かったですし、シングルで出されない曲は総じて「暗」の印象が強かったです。
桜井さんの身辺に起こっていたことや仕事としての音楽に対する迷いみたいなものを背景にした「負」のエネルギーに占拠されている感じがして、私はあんまり聞いていない時期でした。(今になって聴くと桜井さんの声質や歌い方がとてもセクシーに感じます)
もちろん好きな曲もあるけどね。この時期が好きという男性が結構多いという印象なのですが、女子的には「Mirror」や「Simple」といった優しい曲調の曲にホッとしたものです。
3. 浮上期(口笛~シフクノオトあたりまで)
口笛あたりから少し曲調に「希望」とか「優しさ」みたいなものが見え始めて、少し音楽性が変わったと思っています。Discoveryくらいまでアルバムを聞く機会も減っていたのですが、Qで一気に盛り返しました。
Qは本当に好きなアルバム。
男くさい曲もセクシーだなって思うようになったし、キラキラした音や疾走感というか深呼吸しているような曲が徐々に増えてきて桜井さんが浮上してきたという印象の時期です。
4. 達観期(Sign~(an Imitatioon)blood orangeあたりまで)
2005年あたりから安定して音楽性が多様になったと感じています。ある意味吹っ切れたというか、何か達観したような感じさえします。
私の中ではこの頃から、「やっぱMr.Childrenすげぇわ・・・」という、ファンというより信仰に近い感情が芽生えましたね。
曲調の振れ幅も昔よりもぐっと大きくなって、結構キラキラしてる音が使われたり特にダークな印象の曲は大きく減りました。コバタケさんの影響力がMAXだったのかもしれないし、それが後にも影響してくるような気はしますが。
実際、この頃の曲はやっぱり好きで、HOMEもSupermarket FantasyもSENSEもブラオレもQを超えちゃうかなってくらい好きなアルバムです。
5. NEO達観期(REM~現在まで)
アルバムが出ない期間が少し空いたこともあったし、なかなかライブのチケットが取れないので若干気持ちが諦め気味になっていたのですが、「Reflection」発売前のホールツアーの映画を観てなんか雷に打たれたような衝撃を受けました。
その場で初めて聴く曲なのに、なんて歌詞の細部まですんなり入ってくる曲ばかりなんだろうと。セルフプロデュースによってまた新しいステージに来た印象を受けました。
小林武史氏はもちろん素晴らしいプロデューサーだと思うのですが、そこから一歩踏み出して、それでこんなに完成度の高いアルバムを作ったということに感動しました。
2つの軸でおすすめの70曲をマッピングしてみた
こちらは有名なシングル曲を中心に私の好きな曲を加えたおすすめの曲をマッピングしてみたグラフです。
縦軸はBPM(テンポ)をバンドスコア等から調べたもので、横軸は曲の「明るさー暗さ」「陰と陽」「重さー軽快さ」「メジャーコード・マイナーコード」みたいなものを主観で数値化したものです。
右上の方ならアップテンポのHappyな感じ、左下の方ならスローテンポでヘビーな感じ、といった具合です。
*曲名はスペースの関係上一部を正式名ではなく省略しています。
*アルバム収録順にざっくり分類化しましたので上記の「期」の説明と少し違う部分があります。
ウォーキングやワークアウトするとき
ご参考までに、BPMはウォーキングの場合120~130くらい、ランニングの場合160~170くらいが適当と言われています。なので、そのレンジまたは1/2のレンジだと使いやすいと言われています。私もウォーキングをする時にはこれを参考に特に右上のBPM120前後の曲を中心にセットリストを作っていますが、これが疾走感のある曲が多いので本当気持ちいい!個人的には結局このあたりの曲を聴くことが多いですね。
気分が落ちていて疲れたとき
落ちている時って実は無理にアゲようとする方がしんどかったりしません?そういう時は左下の「蒼」とか「Surrender」あたりはガツん落ちたところに浸らせてくれる雰囲気があるのでかえって楽になったりします。「REM」や「WALTZ」は刺さりすぎて痛かったりするので(特に仕事で嫌になった時とか)要注意(笑)
イライラしていたり発散したいとき
発散系なら左上の「フェイク」みたいな曲がおススメではあります。個人的にすごい好きなエリアというわけではなく、グラフのバランスを取るために入れた曲が多いです(笑)でも、「ランニングハイ」とか「SUNRISE」は大好き。
ほっこり落ち着きたいとき
これは右下はもちろんですが、「Sign」や「Simple」あたりもここに含まれます。優しさの溢れる音使いなので癒し系だなと思う曲が集まっています。
グラフ作ってからちょっと間違ったかなと思うプロットに気づいたりもしていますが(笑)、まぁ、好きな曲、ヘビロテする曲は時期によって変わるので、常に好きなおすすめ曲を選ぶならって悩んで絞った70曲です。
(70曲って絞れてんのか?という突っ込みはナシで。)
これだけ幅が広いとどんな気分にも寄り添ってくれる1曲が必ずあります。それがMr.Childrenの凄さなんでしょうね~。
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