めありずむ

オリジナルの記事にこだわって、等身大かつ独自視点で不妊治療まわり(と、時々趣味)のことを発信しています。

KLC (加藤レディスクリニック)初診の流れ

日本で1番有名と言ってもいい不妊治療専門のクリニックが、西新宿の加藤レディスクリニックです。なるべく身体に負担をかけない自然周期・低刺激での体外受精が治療方針の柱なので、高刺激で一度にたくさんの凍結胚を確保したいと考える方には向かないと思います。現代体外受精の標準治療はアンタゴニスト法など刺激法での複数胚凍結が主流ですので、個人的には第一選択のクリニックとして適切とは思いません。

 

初診を迎えるまでの経緯

銀座レディースクリニックに2年通いましたが、刺激周期での採卵を2回しても、凍結胚数は少なく、質もあまり良くない結果が続き、私には強力な薬剤使用による治療は向かないというか、卵子の質を落とすだけなのではないかと考えるようになりました。

 

ちなみに、私自身は薬剤が結構効きやすい体質で副作用も強いという自覚はありますが、自然派というわけではありません。単純に刺激法で結果が出ていない要因を一つずつ潰していく方法として、刺激法の種類と培養技術の差を最初に検討すべきと感じだからです。

本当に自然派の方ならNAC(ナチュラルアートクリニック日本橋)を選ぶ方がおススメだと思いますが、説明会では自然志向が極端というか、そのこだわりが強すぎると個人的には感じました。逆にKLCは自然派というよりは独自の治療方針を謳っていますが、実態としては適度なバランスで薬剤も使う合理性があるという印象です。

身近で体外受精で出産された方達にKLC卒業者が多かった事もあって、転院先として一度受診してみようと思って調べていると、初診予約でなんと3日後の3月3日(土)に1枠空きが!

おそらくどなたかがキャンセルされたタイミングだったのでしょう、通常1ヶ月以上先の予約が当たり前のKLCの初診、これは何かのお告げかもしれない!と急遽受診することに。 

KLCの初診予約はこちらをご覧ください。

http://www.towako-kato.com/visitor/patient.html

 

初診当日のタイムスケジュール

9:45  クリニック到着・受付(予約枠は10時)

10:15 血圧測定、静脈認証・カルテの登録

10:50 問診(これまでの治療歴の確認)

10:55 内診(子宮頸がん検診、卵巣・子宮のチェック)

11:05 看護師による基礎疾患や検査項目の確認

11:25 採血、尿検査

11:35 11階のストークラウンジで待つように指示

12:55 初診フロアへ呼び出し

13:10 医師から今後の治療方針の説明

13:20 看護師からの今後の説明

13:30 初診受付でシステムや予約方法の説明

13:35 4階お会計フロアに移動して待機

13:55 お会計

 

所要時間: 4時間

お会計: 19,930円

 

検査・問診について 

医師による問診はざっくり過去の治療歴・妊娠歴の確認程度でした。

内診は子宮頸がん検診用と、子宮・卵巣の所見と子宮内膜の厚さを計測。GLCより時間をかけて丁寧に診られた印象。内膜はD18で13ミリでした。

看護師による問診は基礎疾患等の確認と、今日の検査項目の認識合わせ。服用中の薬剤・サプリの確認もありました。ここで、葉酸サプリについてバイエル社の「エレビット」のサンプルを渡されると同時に、今飲んでいる(ピジョンの葉酸カルシウムプラス)を中止するようにとの話がありました。

 >>当該サプリにはイソフラボンの成分が含まれているためホルモンに悪影響との説明でしたが、帰宅して確認してもそのような記載がなかったため、一応ピジョン社に問い合わせした所、メーカーではイソフラボンの含有量は把握してないとの回答でした。

こちらについては後日別記事にします。

 

また、採卵までに主人の受診も必須との事でしたが、精液検査は結果を提出したところこちらは不要となり、問診のみの受診で良いそうです。 

問診の目的は、夫婦ともに体外受精に同意しているかとの意思確認と本人確認が目的との説明でした。初診は女性側の検査がほとんどのため、時間のない方は分けて行かれた方が効率が良いとのことです。

 

血液検査・尿検査について 

 私は風疹の抗体検査を除いて感染症などは他院で検査済みでしたが、1年以上経過しているため採り直しとなり、ほとんどの検査項目が対象とされました。甲状腺などは未検査だったので、この際スクラッチで調べて貰うのが良いかな、くらいの気持ちで同意しました。

感染症系の検査項目

  • HBs抗原定性(B型肝炎)
  • HCV3RD(C型肝炎)
  • HIV抗原・抗体
  • RPR定性(梅毒)
  • TP抗体定性(梅毒)
  • HbA1c(糖尿病)>これは対象外でした
  • 風疹ウイルス
  • Rh式血液型   >他院結果提出で免除でした
  • クラミジア

 ホルモン値と貧血や甲状腺については当日結果が分かりまして、内診も含めて特に問題ないので次は成功報酬制の完全自然周期での採卵〜新鮮胚移植をやるつもりで、との事でした。

 そうそう、この成功報酬制は1回目の採卵の時に使えて、空砲だったり変性卵の時には実費しかかからないという優しさ。1回だけですが。

 

成功報酬制の適用条件はざっくり言うと以下で、医師の判断によるそうです。

  • 初診時に35歳以下であること
  • KLCでの採卵が初めてであること
  • 良好な卵巣機能、卵管と認められること
  • 精子に問題が認められないこと
  • 新鮮胚移植に同意すること

代金の支払いは基本的にカード払いが可能です。ただ、採卵時の消耗品代にあたる4万円のみは現金でないといけないそう。これは注意かな。

 

KLCに対して受けた印象

  1. 当日診察の受付を行うと診察券にその日の受付番号が印字され、その番号表示を使って案内や呼び出しがされていた。とてもシステマチックで、運用体制が確立されている。大学病院等のオペレーションに近いイメージ。

  2. 初診では受付・医師・看護師のどなたにも特に塩対応を感じる事はなかった。
  3. 初診は夫婦同伴の方がほとんど。ただし、精液検査から必要と言われてる方が多く、最後の砦と言われている割には不妊治療歴が浅い方も結構いるんだなぁ、という印象。
  4. WiFiが整備されているのは◎(各フロアの受付付近等にPasswordの掲示があった)、初診フロアの10Fは雑誌なども種類が多く時間潰しになりそう。ただ、他のフロアはそうでもない。また、11Fのストークラウンジはカフェのようなテーブル、自販機もあるので長い待ち時間には仕事をしたり少しリラックスすることも出来そう。
  5. 受付時に加藤恵一医師の書籍も渡され、「待ち時間などにお読みください」と言われた。特に事前知識を持たずに来ている人には良いと思うが、ちょっと押し売り感もある。 
    KLCメソッドで始める不妊治療―心と体にいちばんやさしい不妊治療のすべて

    KLCメソッドで始める不妊治療―心と体にいちばんやさしい不妊治療のすべて

     

     

初診の際に注意したい点

  • 自宅からクリニックまでの所要時間の確認(精子凍結が必要かの判断基準になります)
  • 他院での各種検査結果、精液検査の結果を忘れずに!(不要な検査を避けられます)
  • 検査すべて免除でない限り3~4時間は覚悟して、時間に余裕を持つべし。
  • わからないことは遠慮せずに確認した方がよい!

受付で最初に初診の流れとそれぞれの場所を説明した資料⬇︎が配布されましたので、当日の流れは明確でイライラせずに済みました。

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*本記事は筆者の経験談と私見によるものであり、登場する施設等の同意を得たものではございません。また、不妊治療や体調・心理状態には個人差がある点もご理解のほどよろしくお願い致します。

 

続きの採卵周期の記事はこちらをご覧ください。

www.maryism.net