久々に不妊治療に関連するコンテンツ情報をまとめましたー、書籍、映画、ドラマ、海外のブログ・・ときたので今回はTED Talksのご紹介!
- TEDって何?
- ご紹介するTEDから感じること
- 1.「Infertilyty and Politics 」
- 2.「A journey through infertility」
- 3.「Rainy with a chance of baby」
- その他、妊娠に関連するTED
- TED以外の関連するおすすめコンテンツ!
TEDって何?
もう長いこと人気なのでご存知の方も多いと思いますが、TEDは「いわゆるプレゼンコンテンツ」ですね。各分野の著名人やエキスパートが、いろんなテーマについて10~20分程度の時間で語る、というものが多いです。
プレゼンは英語がメインで字幕の種類も多いので、語学学習に使われる方も多いかと思います。
私も大好きなプレゼンがいくつかあって、ブログでも時々ご紹介していますが、今日はその中から「不妊治療や妊娠」に関連するものをピックしてみました。
ご紹介するTEDから感じること
前半のものがコンテンツ的にはど真ん中なのですが、おそらくコラボ企画的なものでTED公式と違い日本語字幕がないんですよね・・。(一応自動翻訳機能は使えますが、ほぼ意味がない訳でした)
要点だけ簡単に書きましたが、これらを通して感じることは大きく2点。
- 不妊治療や流産に関する話がオープンにできないのはアメリカでも同じ
- 不妊症に関する情報に乏しい、人々が誤解していることもも日本と同じ
この状況は、例えば欧州のフランスやフィンランドのような不妊治療も全額負担ゼロという国とはまた違うのかもしれませんが・・、アメリカはやはり「州」によって温度差があるんだなという感じがしました。
後半のTED公式のものはちゃんと翻訳されている字幕がついているので特にコメント不要ですね。前半のコンテンツのどれでもいいから、公式に和訳がつくといいのになと思いました・・・。
1.「Infertilyty and Politics 」
こちらはご自身もIVFを経て女児を出産され、The National Infertility Associationの運営にも携っておられる活動家の方。
- IVFが必要な人が意外と多いこと
- 経済的(保険でカバーされない)問題
- 政策的に認めていない州があることなどの課題
- この状況を変えるムーブメントを支援する方法の説明
IVFによって産まれた命に焦点を当てているので、成功した例についてのみ語られてるのが個人的にはちょっと違和感はある(体外受精をすれば授かれるという誤解を生みそう)ものの、ごくオーソドックスな不妊治療に関する訴えと言う感じで、はじめの一歩的には良さそうかなと。
2.「A journey through infertility」
こちらは心理的、治療実態を軸に不妊治療の大変さが語られていて、中身はすっごく共感できる。
ちなみに私も知らなかったんだけど、WHOのレポートでは不妊症はうつやがん患者の同じレベルの心的ストレスを負っているのだとか。
この方、39歳で治療を始めて成功、男児の母となったそうで、これも成功例を語る結論になってますねー。
3.「Rainy with a chance of baby」
ライフプラン通りで人生順調だったのに「子どもを持つ」で躓いた、と語ったこの方はブロガーさんで、PCOSであることがわかったそう。さらに子宮がんが見つかり、子宮摘出することになり・・。
このプレゼンの要点は「不妊、がん治療、流産・・オープンにされていないつらい話題がたくさんある、こういった話がしやすい環境を作るべきだ」ということ。
友人に不妊の話をしたら、初めて相手からも「自分もこうで・・」という話が出てきて驚いた、なぜ私達はこの類の話をオープンにできないように仕向けられているんだろう?という疑問を呈しています。
その他、妊娠に関連するTED
4.「OWN YOUR BODY'S DATA」
これは結構有名なプレゼンかな。統計学者の「自分の生体データを取るべし!」という話。
5.「IT'S TIEM FOR "THE TALK"」
不妊症で養女を育てている方が、8歳の娘から質問攻めにあってしまった「あの話題」。笑える。
6.「CONCEPTION TO BIRTH-VISUALIZED」
受胎から誕生までを可視化しましたってやつ。なぜこの音楽に乗せたのか…(笑)
TEDって短いし、気軽に見られるので、最初の視聴ハードルが低いかなと感じており、海外はもちろん、日本版TEDにも不妊治療の話題がどんどん出てくるようになるといいなぁと思います。