めありずむ

不妊治療・育児・Mr.Children・手帳・雑記ブログ

妊娠中期(16週~27週)の記録

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妊娠中期の経過もまとめてみます。つわりは20週まで続きましたが、そこを抜けると比較的体調も良く、自宅にいるしかないので仕事ばかりしている期間となりました。

妊娠中期の経過と体調

いやなんかいろいろあったし、いろいろ仕事も忙しかったからCOVID-19引きこもり生活でもあっという間だったよ・・・。

  • 16週:眠いし気持ち悪いし安定期って何?状態だが、食べられるものは増える
  • 17週:安定の食後嘔吐、常に気持ち悪い、つわりの終わりが見えず絶望
  • 18週:妊婦健診③ 5ヶ月半ばになるのに何もやっていないことに気づく(遅っ)
  • 19週:ツナやひき肉が食事可に。真面目に妊娠線ケア(保湿)を始める(しかも普通の保湿クリーム)
  • 20週:産院にて20週の妊婦健診④、万事順調。やっと体調の悪さがなくなる
  • 21週:胎動カウントできるほどになる。ベジタリアン卒業
  • 22週:実家にて引きこもり仕事三昧生活妊娠前の体重を初めて超える
  • 23週:コロナ不安は増大だが、妊娠後で最も体調が良かったかもしれない・・!
  • 24週:妊婦健診⑤胎児620g、私妊娠前+1.5キロ。室内でマタニティヨガ始める
  • 25週:腰痛が本格化。腹帯デビュー。妊娠前+2.5キロ。やばい増えてきた~!
  • 26週:妊婦健診⑥胎児970g、私妊娠前+3.2キロ。乳管から分泌物が出るように。
  • 27週:マタニティ用品・出産準備、ToDoについて調べる(たぶん超遅い・・)

妊婦健診

20週

いわゆる超音波スクリーニングというのを受けました。じっくりたっぷり時間をかけて、胎児の臓器など身体の器官が正常な位置にあるか、ちゃんと動いているかなどを調べるものです。このときもお子があまりにも動くので、エコーのスクリーンショットがブレたりしてやっぱり医師と爆笑してしまいました。

脳、顔、手足の指、心臓や胃、小さいながらもういっちょ前になんでも揃ってるんだなぁ。特に問題なさそうらしい。胎盤の位置もバッチリとのお墨付き。

通常の妊婦健診も受けて、どちらも自治体の補助券を使うと実費はたった1,130円。引いちゃうくらい安い…すんません、不妊脳が抜けず。

24週

元々夫と一緒に行って4Dエコーをする予定だったけど、付き添い禁止で夫が行けないこと、なるべく院内の滞在時間を減らす目的で断念。初めて胎児の「推定体重」というのを聞く。週数相当ながら、まだ全然小さいんだなぁ。

そしたらお子は両脚をぐるんと丸めて顔の前に陣取るような格好をしていて、「こりゃ今日は4Dエコーしてもお顔ちゃんと見えなかったね~!」ということになりました。結果オーライ。

また、妊娠中期の検査として「空腹時血糖値」と「クラミジア」等の検査を受けました。久々の採血。こちらは通常の妊婦健診の補助しかなかったので実費で1万円を超えるお会計。

会計で「今日は自費の検査が多くて高額になってしまってごめんなさい」って言われたことに衝撃を受けた。高額なんだこれ。不妊治療経験者あるある。

26週

産院(分娩施設)はCOVID-19の影響で24週以降の妊婦健診の間隔が長くなっていますが、セミオープンのクリニックでは通常通り2週に1回受診できています。

前回受けた妊娠糖尿病(血糖値)の検査、貧血、クラミジアなど特に問題なし。ずっと逆子だったけどやっと治った模様、まだ動くかもしれないですけどね。

ありがたいことに胎児の成長も-0.3SDとほぼ標準範囲、胎盤、羊水や頸管長など子宮周りの状態も問題なし、お腹の張りも大したことないし、胎動も感じるし、便秘もないし、途中覚醒はするけどよく眠れるし、脚もつらないしむくみも特にひどくないし、今のところ超健康妊婦!

ただし、この1ヶ月の体重増加が著しいので全体感としては問題ないけどちょっと気をつけてね、という話でした。はい・・自覚しております・・。

26週で妊娠前+3.2キロ前後は決して太り過ぎではないので、食事の量を減らすとかではなくて人の少ない時間に30分を目安にウォーキングしたり、マタニティヨガとかをYouTubeを見ながらやるくらいで十分です、とのことでした。

が、自分としては「間食」を止めなきゃな・・と思ってます。夫が自分が飲むお酒とか買いにいったついでにアイスとか甘いもの買ってきてくれるんだ・・甘やかされてるのダメだな・・。

体調

  • 20週に入って急激に完全につわりを抜けた。肉魚も食べられるようになった。
  • ただし、たまにモーレツに胃がムカムカすることがある(食後とも限らなくて、突然やってくる)
  • 妊娠中味覚が変わると言うけど食べられるようになってからは以前と何も変わらず
  • 22週頃〜急におっぱいが張ってチクチクジンジンと痛むことがあった(でも乳腺発達して母乳出そう感満載なので喜んで耐えた)すでに1カップ以上は大きくなった・・
  • 24週頃~頻尿も完全には戻ってないけど朝までぐっすり眠れるようになった、ちょっと子宮が上になってきた?
  • 24週頃~なんでも無いのにちょっとお腹が痛い、張ってるのか?と感じることが多少増えた
  • 24週~笑っちゃうくらいに体重が増える(お腹も空く)、そして腰痛始まる!この腰痛がかなりやばい。腹帯、ストレッチ必須。
  • 慢性的な運動不足で体力・筋肉の衰えを感じる

体重推移のグラフ、20週以降の伸びがやばい…。

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後期の3ヶ月は月1.5キロペースでトータル妊娠前+8キロ弱くらいを目指し、臨月はもう少し増えてもいいくらいのコントロールがしたいです。。

「胎動」に振り回される日々のはじまり

たぶんこれ胎動かなーと思い始めたのは18週の時。

19週にははっきり「ぽこん」とするのがわかるようになった。我が家の胎動記念日は3月12日に制定された。

しかし、喜んだのもつかの間、わりと早くから胎動がわかるようになったがために、早くも日々この胎動に振り回される日々が始まったのである・・。

  • 胎動を感じるか常に子宮に集中してしまう
  • 胎動を感じないとすごく不安になる
  • 夫からも「動いてる?」「元気?」と頻繁にLINEが来る始末

横になっていると感じやすい、は間違いないが、私の場合20週頃からは夜中と朝方は胎動カウンターでも30分以内に余裕で10回感じるほど。

それがどうだ、22週くらいで目が覚めても胎動ない、っていうかもう3時間くらい感じていない!となったらもうそんなこと良くあると理解していても仕事も手に付かなくなるのである。

これは困った。無駄にお腹に向かって「おーい」と話しかける。横になって20分待っても反応がない。急に心配が増大する・・夫が「動いてる?」と聞いてくるので「あんまり」と答えると電話が来てスマホをお腹にくっつけて夫が一生懸命話しかける。

今お腹の子を守れるのは自分しかいない、というのはなかなか結構なプレッシャーだ。

夫には心配させないようにのんびり反応しているが、実際は自分でも笑ってしまうくらいに必死だ。

・・・途方に暮れた頃にぽこっと動き出す。そんな具合である。

胎動に一喜一憂する日々も、すぐ懐かしい記憶に変わるのだろうか。

出産に備えた夫婦の合意形成

23週に入って「流産」から「早産」の時期に突入したタイミングで、自宅に戻ったこともあり夫とコロナ渦での「万が一」の事態の場合にどういう意思決定をするかの話し合いをしました。

日本の妊産婦死亡率はここ10年近く年間50人程で1%未満です。しかし、残念ながら全員が無事に産めるわけではないのも事実です。特に今、仮にCOVID-19の疑いのある症状が出たら受け入れ先が見つかるかもわかりません。

夫は一貫して母子どちらかなら君を死なせたくないという主張でした。結構議論になったのだけど、最終的には私も同意しました(産科医療の原則も母体救命優先だとは思います)。すでに私の中でわりと躊躇なく「自分より子どもを助けてほしい」という感情があることに自分でも驚いた。

  • 万が一、母子どちらかしか助からない場合申し訳ないが母体救命を優先する
  • ただし母体を優先しても両方厳しい or 胎児だけでも助けられそうであれば確率論で胎児を優先する
  • 産後の出血多量などで輸血が間に合わず子宮摘出などが必要になった場合、即同意する(子宮を温存する必要はない)

元々出産に伴うリスクは理解していたつもりだけど、COVID-19に伴う医療リソースの不足は日々目に見えて感じるようになり、通常助かるケースでも助からないかもしれないし、リスクは平時より高まるという思いは夫婦の共通認識としてあります。

まして高齢初産。精神的にはどーんと構えつつ、最悪の事態を想定しておくことは場合によっては必要かなと感じています。あと、家の中のこととか、金融関連の情報、育児関連の基礎情報をどこで調べるか、どこを頼れるかなど、万が一のことを想定して夫向けに過保護なほどにマニュアルを作成中。

ちなみに、これも決めておいた方がいいよっていう事項があったら教えて頂けたら嬉しいです。

精神不安への対応

まぁ結局、私の妊娠中期はほぼ「COVID-19」に侵食されました。つわりが落ち着いたらやろうと思っていた「マタニティライフ的な」ことは、結局何も、全く何もできていません。

本音では、ベビー用品の実物をゆっくり見たかったし、夫と最後のデート期間過ごしたかったし、保育園見学とかの保活もちゃんとやりたかったぁぁぁぁあ!!!

何もしてないから、まだしばらくお腹の中にいてくれや・・という気持ちしかない。

その上、4月に入って産院から伝達されてくる連絡事項はもう妊婦を追い込む文言のオンパレード。

  • 妊婦健診の付き添い禁止
  • 妊婦健診は24週以降4週に1回、36週以降2週に1回(通常の倍の間隔)⇛ただし、セミオープンの提携クリニックは35週まで状況により通常通り受診可能
  • 入院時の面会禁止、立ち会い分娩禁止
  • 母親学級・両親学級キャンセル(5月までは中止決定)
  • 麻酔科医の不足による無痛分娩ができない可能性(5/7時点では提供中との情報)

これでもかというほど一気に追い込まれましたよね・・。やっぱり私は一度もお花畑にならずに出産を迎える運命なんだな、と悟りました。

結局対処法なんてなくて、私の場合は「諦める」。命があればそれでいいと腹を括って無の境地になる。それだけです。(何のヒントにもならんな)

私の心細さは事実だけど、それより夫の「俺は何の役にも立たないのか」感がすごくて、かわいそうなくらい凹んでいます。だから自分だけ辛いんじゃないって思えてるのかも。

自分が辛いのはいくらでも辛抱するけど、やっぱり産まれたらいの一番に夫に我が子を抱かせてあげたいという気持ちは今もあります。どうなる事やら。

でも、絶対大丈夫。

でもでも、とにかく、人はどんな環境でも産み、新たな命が誕生してきた歴史は紛れもない事実。祖母は当たり前のように自宅出産だったし、そこには産婆さんしかいなかった。今だって過酷な環境で産まれる子はたくさんいる。大きな災害の直後だって、戦時中だって、赤ちゃんはちゃんと命を繋いできた。

絶対大丈夫だ。あえて、絶対と書こう。

万が一のことも話し合ってるけど、でも、大丈夫だ。なんとかなる。世界中の妊婦さんが、心細い思いを抱えながらもなんとか乗り越えている。

私も、あなたも、みんな大丈夫。どんな状況でも、無事に子と2人で家に帰るんだ。と、腹をくくって今はわりとスッキリしてます(産後の恐怖はまだ想像に及ばない)。

そうはいっても、本音では想定していたような出産がしたい。誰よりも先に夫に我が子を抱かせてあげたい。安心して母乳をあげたい。

せめて医療リソースがこれ以上逼迫しないように、行政の対応はもちろんだけど、企業も、そして個人も引き続き「感染者を増やさない」ための最大限の努力をお願いしたいです・・・!