めありずむ

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はあちゅうさんのビジネス妊活の功罪

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正直彼女のことはよく知らないし、なんかもうめんどくさいし、妊活界隈で炎上している様子をみてもうどうでもえぇか、と思ったけど、「ビジネス妊活」としてはやりすぎ感もあるので、いっそ私も便乗商法してやるぅ!(笑)

はあちゅうさんのビジネス妊活時系列まとめ

コトの顛末は「数ヶ月前に「妊活始めました!」と宣言したインフルエンサーが変なタイミングで出産予定を公式に発表したことで、ビジネス妊活だったのではとSNSの妊活界隈で炎上した」というものです。

2018年8月:通院(検査、タイミング法)開始

2018年11月:転院

2019年1月10日:妊活シリーズ開始@ブログ

2019年3月27日:妊娠(秋に出産予定)を発表、「たぶん男の子」と性別まで判明

事実から想定される妊娠経過

以下の理由から、発表時点(3月末)で16週・妊娠5ヶ月以降に入っている可能性は高いと思います。(ちなみに医学的には「安定期」というものは存在しないと言われています)

実際は諸々を考慮すると予定日は9月中旬の現在16週あたりってところでしょうな。安定期前にあえて自分達から公表する理由ないですからね..。

(失礼ながら、トップ女優みたいにずっとパパラッチが張り付いてすっぱ抜こうとしてるほどでもないだろうし・・)

3月末で16週の場合、2月末で12週、1月末で8週、すでに心拍確認ができている可能性が高く、そうすると妊活シリーズを書き始められた1月10日頃には5週と妊娠が判明している可能性は高いです。

(妊活をしていたならなおさら、4周目以降は妊娠反応がわかります)

あー、まさかこんな検証みたいな記事書くとは思わんかったなww 

リアル妊活界隈で炎上した理由

要は、本格的に妊活ブログ記事を書き始めた1月時点で、妊娠(少なくとも妊娠反応があること)が判明していた可能性が高いということになるでしょう。

これは仮説ですが、「妊娠したから、出口も見えたし、これをコンテンツにしよう」と本格的にブログにしたってことなんじゃないかな?

結局「妊活って大変だよー!」と言いながら、通院をしてタイミング法数回で妊娠したことになるわけです。炎上のポイントはそういうとこでしょうな。

ご本人を含め誤解されてる方もいるかもしれませんが、妊娠を公表したことそのものが批判されてるわけではありません。(あたりまえですけど)

  • インフルエンサーとして一定の発信力を持つ人が「妊活宣言」と共に検査の様子などを書くことにより、多くの妊活経験者は「自分たちの思いを代弁してもらえる」という期待感を抱いた
  • その背景には、妊活や不妊治療をしている人が抱えている悩みや厳しい現実が、なかなか世の中に伝わらないストレスがある
  • しかし、実際にははあちゅうさんはすでに妊娠しているにも関わらず、妊活に悩む一人を演じて共感を得る手法を使っただけだった(可能性が高い)
  • それによって、本当に妊活で苦労していて、彼女に期待した人たちは「裏切られた」と感じた

ってことなのかな(違ったらごめん)。

ここから、炎上した理由は結局3つなんだなと感じています。

  • 「期待を裏切られたこと」
  • 「偽りの共感だったこと」
  • 「妊活をライトな印象にしてしまったこと」

あとは、リアルタイム風を装ってるけど全然違ったってこともあるんだろうね。

3月20日に「検査薬陰性だった、リセットした」という記事を上げておきながらの発表ですからね・・。(ただこれについてはリアルタイムとは書いてないみたいだし、遡った形式になってはいるのでなんとも言えないけど)

商法としては一理ある

敵を作らない、炎上させない方法なら、普通に安定期に入ってからでも出産後からでも報告と共に「実は妊活をしていました、思ってたより大変だったのでコンテンツにします!」ってやればよかった

というか、それが一般的なやり方だろうけど、それでは話題性としてはイマイチというか、多くの方の共感は得られないと踏んだのでしょう。

すでに妊娠した人、出産した人は苦労の度合いに関わらずそれまでと思われることもあるだろうし、「リアルタイムに伝える」からこそのコンテンツの力というものは無視できないと思います。

それは正直わかる。

単純に発表するタイミングや内容が良くなかったのだと思います。もちろん、妊娠初期にそのまま状況を公表したくないのは当然の感情なので理解できます。

でも別に出産の時期なんて公表する必要もないのだから、1年くらい後追いで書いていけばよかったじゃんか。

(実際この件で炎上して数週公表できなくなったわけだし、同じことじゃない?)

それが全うできないのなら、中途半端なことをせずに正直に「実は妊活してました」パターンにすべきだったのでは、とは思いますね。

まして妊娠中ならそっとしておいてほしいし、炎上で攻撃を受けることが予想されるなら自分の身を守るためにも余計なことしなくていいよね・・。そこが彼女の独特の感覚で我々には理解できない領域なのです。

はあちゅうさんのビジネス妊活の功罪

そんなわけで、不妊治療をしていたり、長く妊活で悩んでいる人からすると今回のはあちゅうさんのビジネス妊活・炎上商法はネガティブな感情を抱く人が多いと思います。

冷静に考えてみると、今回の件は功罪の両方の側面があるのかなと。

「功績」
  • 子どもがほしいと思ったら「まずは病院に行って検査する」という感覚を広めたこと(どれくらい広まったかは知らんけど、妊活のハードルが下がるのは良い)
「罪過」
  • 妊活したらすぐ妊娠できるじゃん、という誤解を与えている可能性
  • このやり方に意義を唱えるだけで「不妊様」と言われてしまう土壌を作っていること

儲けるためなら自分の行動が妊活界隈に与える影響など気にしないという浅はかさは残念なところではありますが、たとえ炎上商法でも「妊活」や「不妊治療」に注目が集まること自体は、私は良いことだと思っています。

今回彼女が実行した「とにかく産婦人科に通う!」という行為が選択肢としてあるんだよ、ということが多くの人に伝わったのならば、それは意味のあることであり、たくさんの人の背中を押してくれたならめちゃくちゃありがとう!!なのです。

そして今回、はあちゅうさんがやらなかった「実は妊活・不妊治療していました」という伝え方よりも、リアリティを持って受け止められることも事実だと思います。

そういう意味ではさすがインフルエンサーとして生きてるだけあるってことだろうな。

治療している人たちにとって大事なことは、そんな中でも「不妊治療はそんなちょろいもんとは限らないよ」という実態をしっかり訴えていくこと、伝えていくことなんじゃないかと思います。

っていうか、妊活やタイミング法と高度生殖医療と呼ばれる不妊治療は全く別次元なんですわ・・!

今はあちゅうさんが出されているコンテンツは妊活のごく一部であってね、残念ながら不妊治療の沼とは全然違います。

まぁとにかく、ここまで来たら無事にご出産されることをお祈り致します~。(はあちゅうさんが何者なのかは未だによくわからないんですけど(笑))