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リプロ東京 移植周期-D16(SEET法)

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移植周期D16、ホルモン値のチェックに加えて移植を前にいよいよSEET法をやってきた!

SEET法とは

  • 日本で開発された移植前に移植する胚を培養した胚培養液を子宮内に注入する方法

  • 自身の胚培養に使用した胚因子を含む胚培養液を使用する方法と、着床継続を促す情報伝達物質であるGM-CSFを含む一般培養液を使用した方法の2種類がある

  • リプロで実施しているのは前者の方で、実施した場合の着床率・妊娠率はSEET法なしを比較すると有意に向上するとする論文もある

  • ただし、世界的にはあまり行われていない

着床不全の原因として子宮内膜の反応不全があるという研究が進み、子宮内膜は受精卵からのシグナル(胚因子)に同調し着床環境を整えている(Implantation window(着床の窓)を開く)と考えられているらしい。
胚盤胞を単独で移植するとそのシグナルを送るタイミングがなくなってしまうため、二段階移植もしくは、このような胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入するSEET法が治療法のオプションとして使われるようになってきている、ということですね。

移植周期 D16のタイムスケジュール(平日)

16:26 受付

16:27 採血室

今日も問題なし!

16:41 内診室

SEET法は内診台で内診のついでに(?)やるようです。SEET液の日付と名前を目視で確認。本日も内診は宇都先生。

内膜8.9ミリ(あんまり変わってない)、そのままSEET法へ。

16:52 待合室で待機

やっぱ16時台に来るとスムーズだな・・・これからも通院時はなるべく時短で早く上がろう。

17:35 診察室

今日は内診と同じく宇都先生。宇都先生はいつも「宇都と言います、よろしく」って挨拶してくれるのよね・・見た目は不機嫌そうだけどとても丁寧(笑)

先生「えー、まず採血の結果ですね、E2、P4どちらもいい数字で、全く問題ないです。内膜も8.9ミリで順調ですね、予定通り移植できると思います。で、本日SEET法を行いました、痛みとか大丈夫でした?」

私「はい、大丈夫です」

先生「OK、そしたら今日は黄体ホルモンの注射の指導がありますので、それを受けてくださいね。あとは、ご不明点とかありますか?移植当日はもうこういった診察はないので・・」

私「えーっと、いや・・ないですね、ありがとうございます」(←ないんかい!)

だって今から聞けることなんてもうないよ・・(笑)でもそうやって疑問や不安を解消してくれようとする姿勢は素晴らしいよ・・!

 

18:04 処置室

この日は先日処方された注射(プロゲストン)を1セット持参して、その場で筋肉注射の指導を受ける。

  • お尻半分を縦横4等分にした右上あたりに打つ(筋肉量が多く、神経が少ない)
  • 少しズラした場所に打てば、常に利き手側のお尻に打って良い
  • もし血が逆流したり、痺れがあるときはそのまま一度針を抜いて、違う場所に刺すこと
  • 注射は筋肉注射なので皮下注と違って直角に刺し、消毒に使った脱脂綿で抑え、その後3分はしっかり揉みこむこと(浸透は問題ないが成分が固まって皮膚が固くなる場合があるため)
  • 油を含有しているのでサラサラお水タイプよりも力を入れて扱ってOK

18:30 お会計

お会計は待ってる人が少なくわりとスムーズでした。大量の薬剤と子宮鏡合計で予想外に高くて一瞬たじろいだ・・(苦笑)

そして移植する前にすでに11万円もかかった・・SEET法たけぇ・・。

所要時間:2時間4分

お会計: 38,591円(うち、SEET法33,000円) 

リプロ移植周期合計:111,455円

 

ホルモン値について

E2は250、P4も8.6といい感じになっていました。まじめに投薬した効果は出ており、私にはエストラーナテープが必要なんだな・・と実感。

ちなみに、経口薬の黄体ホルモンも、デュファストンとはどうも相性が悪いような気がしていましたが今回はルトラールなので個人的には良い気が。

内膜も8.9ミリと、移植は予定通り行えそうな数値でした。

SEET法について

説明は冒頭に書いた通りですが、個人的な感想としては、実際の処置も胚移植とそう変わらない感じでした。内診台での消毒はやや痛みは伴いますがそれほどでもないですし、カテーテルも痛いというほどではありません。

SEET液を注入した後の経膣エコーでは、内膜に沿って白く液が入っているのが見えました。この培養液も良い働きをしてくれることを祈るのみ!

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