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KLC(加藤レディスクリニック)BT7 判定日-6周期目

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あまりも意識しなすぎてあっという間に判定日のBT7がやってきて、体調から完全に諦めた状態で通院し、奇跡など起きずに陰性判定を食らってきました。

判定日の結果

KLCでは採卵周期5周期目にして初めてまともに成熟卵が採れて、凍結できた胚盤胞はたった1つ、グレードはC評価。この時点で妊娠率は3割程度。この3割に入れるなんてそりゃ思えないというのが正直なところでした。

 E2:40

 P4:3.8

 β-hcg:0.0

* E2はBT7で200以上が目安らしい
* P4 は10以上あれば良いらしい、高いほど良いものでもないらしい
* BT7ではHCG20以上で着床を意味し、50以上あるとまぁまぁ安心らしい

っていうか、この数値はもはや高温期ではない。着床しないと身体はさっさと次の周期の準備を始めるってことなんでしょうね。

判定日のタイムスケジュール(平日)

全然うまく眠れず起きてしまったので7:00に到着してみたけど、その時点で10人ほど並ばれていて、受付番号は20番でした。ちなみに7:20過ぎに到着するともう椅子には座れず立って待つことになりそうなので、早めか30分過ぎかどちらかに到着する方が身体はラクそうです。

7:30~8:00の予約枠

7:31 4F再診受付

7:37 10F検査センター

待ち時間は2分程度。判定日の検査項目は「E2, P4, hcg」の3つ。採血しながら看護師さんに9Fでお待ちくださいと言われる。

7:45  9F待合室で待機

朝食代わりに甘いココアを飲んで待つ。正直期待はゼロで早く会社に行くことしか考えてない。

8:25 5F診察室前に呼び出し

前回の判定日は4Fでしたが、時間が早いこともあってか4Fは稼動しておらず5F診察室前への呼び出しです。

8:40 5F診察室

初めての美人な若い女医さんで、言葉少なくちょっと頼りない感じでした。こういう時はちゃんと議論してくれる先生がいいな・・・。

医師:「採血の結果ですが、陰性でした。もし治療を続けられるようでしたら、次は採卵周期のD3に来てください。」

私:「トータル6回目の移植で、一度もβは出ていないのですが、他に打つ手というか、取り得る違う方法論や考えうる可能性はないんでしょうか?」

医師:「そうですね・・・・・・・・採卵と移植を何度も繰り返すしかないですね」

これがKLCの方針としての限界のようです。

まぁ、福田先生(実名だしてごめん)とかならもう少し考えたアドバイスや提案をしてくれそうなイメージではありますが、こればかりは仕方ない。

世の中には、排卵誘発の方法はもちろんですが、二段階移植とか、エンブリオグルーとか、SEET法とか、もちろんPGTとか、不育検査とか、ERA検査とか、いろんな技術なり方法論なり検査なりが存在するけれども、KLCでは何も提案されなかったことになります。

もちろん生殖医学的には賛否が分かれているのもありますが、他にできる可能性を考えないのは怠慢とは言わないのか??というのはちょっと疑問。

まぁ、KLCはそういう方針であって、その考え方に賛同できないなら来ないでよい、という感じなんでしょうかね。

 9:00 4Fお会計

何もないのに7000円のお支払い、精神的に堪えますね・・。

 

本日の所要時間:2時間00分(受付待ちを含む)

本日のお会計:7,000円

KLC通院合計:1,287,669円

不妊治療費合計:ついに300万円超過

初期胚移植後の体調の記録

いつも陰性で意味ないのにすみません。

count 基礎体温 症状 Duphaston
5mg×2
D23 36.66 - -
D24 36.72 - -
BT0 36.68 特に症状なし
BT1 36.73 生理痛的な腹痛、股関節(脚の付け根)が苦しい 朝昼夜
BT2 36.51 股関節が苦しい、バリバリ黄体期なおりもので量多め 朝昼夜
BT3 36.70 気持ち悪さ、生理痛的な下腹部痛、脚がだるい 朝昼夜
BT4 36.82 下腹部痛、気持ち悪さ増す、透明でとろっとしたおりもの 朝昼夜
BT5 36.75 伸身すると下腹部が攣るような痛み、気持ち悪さ変わらず、脚がだるい 朝昼夜
BT6 36.73 気持ち悪さ変わらず、眠い、腹痛なし、喉が乾く 朝昼夜
BT7 36.79 気持ち悪さ増す、腹痛なし、ペタペタおりもの  
       
体調に関して気づいたこと
  • 腹痛はBT1からBT5まで断続的だったが単なるデュファストンの副作用(というか、これは服薬するといつもある)
  • おりものは普通の高温期と同じで水っぽくなく白くペタペタした感じ
  • 基礎体温も総じて低めだし当てにならない(予測式)
  • リセット前はPMSの一種なのかお腹を壊すことが多いが、今回はひたすらお腹が張って便秘気味だった(調べてみると、プロゲステロンは腸の働きを抑制してしまうようなので、便秘も下痢もどちらも高温期には起こり得る症状のようです)
  • 脚の付け根の苦しさや筋肉痛っぽさは前半ひどく、後半は若干気になる程度。胸なんて全然張らない
  • BT4を過ぎてからの気持ち悪さが強くなったが、胃がむかむかする感じに近く、これは過去の陽性時の胸がつかえるような息苦しい気持ち悪さとは別物だと思った

BAザアイクリーム

移植後の生活メモ
  • いわゆる「姫生活」とは無縁な1週間
  • ノンアル、カフェインレス、葉酸摂取以外は、期待せず緊張感ゼロ生活
  • そもそも仕事のタスクが多くて精一杯
  • いつも通り1日平均8000歩くらい歩いた
  • ジンクス的なパイナップルとかは食べてない(旬じゃないし)
  • 家ではもこもこに着込んで湯船に浸かって身体を暖めた
  • 睡眠はあまり神経質にならず眠くなったら寝る感じ(23~24時就寝)
  • 一般的な避けるべきこと(よもぎ蒸し、岩盤浴、自転車、腹筋など)は自粛
  • 食事も特に気をつけてない(むしろいつもより炭水化物多めかも)

KLCで5回の採卵周期をこなして確信したこと

高刺激と比較して低刺激の方が受精卵の質がよくなるなんてことはない。

あくまでも私の場合はですが、主席卵胞だったら質がいいとか、そんなんことはなかったですね。

KLCで半年以上、120万円以上を費やして、私達が得た結論はこれに尽きます。そして、「胚(受精卵)の質」というのは、培養技術で救えるような生易しい問題ではないのかも、とも思いました

私の場合、高刺激で10個以上採卵できてもグレードの低い胚盤胞1個凍結するのが精一杯で、初期胚も3回移植してもダメ。数を取っても凍結できないのでは意味がないと転院してやり方を変えてみたわけですが、それでもいい結果は得られないようです。

実際、高刺激と低刺激での採卵数に対する凍結率もほぼ同じ。

私は自分がヘルスケア業界で仕事をする中で、「本来適切な医療というものは、患者個別に異なるはずである」という仮説(半ば確信)を持って業務に向き合っています。

実際、時代の流れは個別医療化に進んでおり、近い未来には薬剤さえその人の遺伝子情報から適切な組み合わせで製造されるようになるとさえ言われています。

その人にとってのベストは何か?という課題に真っ向から向き合い、高い培養技術を持ちながらも患者の利益を最優先できるクリニックと医師が日本に増えることを心から願わずにはいられません。(というか、この状況下でそういうクリニックは絶対ビジネス的にも成功すると思うんだけどね)

今後の治療をどうするかはまだ決めていません。ジョーはまだ治療したいと言っていますが、私はPGTを受けるにしても高刺激でもそもそも胚盤胞ができないのでは意味がないですし、かといって採卵→移植の繰り返しは無駄だと感じています。(そんなに治療費出せないし)

卵の質(というか染色体異常)について本質的に掘り下げて考えてくれる医師がいないか探してみたいところですが、もう少し話し合って決めようと思います。

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