KLC(加藤レディスクリニック)で中用量ピルの服用によって卵巣機能を休ませるカウフマン周期を終えました。
ソフィアAってどんな薬?
ソフィアAはいわゆる「中用量ピル」と呼ばれる種類の薬で、メストラノールという「黄体ホルモン」とノルエチステロンという「卵胞ホルモン」の2つの有効成分を含む配合剤です。
この2つのホルモンバランスを整える作用を持ち、通常は、月経周期異常、無月経、月経量異常、月経困難症、月経前緊張症、更年期障害、機能性不妊症、機能性子宮出血の治療の他、月経周期の変更にも使われていますね。
つまり、今回KLCでは「カウフマン療法だ」と言われましたが、病院によっては「ホルモン療法」にあたるものだと思われます。
カウフマンは卵胞ホルモンと黄体ホルモンをホルモン周期に合わせて補充する方法で、ピルはその二つの合剤を一度に飲む方法と分けて定義しているクリニックもありますね。
ソフィアA服用後の消退出血
ピル服用後は月経ではなく「消退出血」と呼ばれる軽い生理のような出血があります。
一般的には服用終了後2~3日から起こり、数日で終わると言われているのですが、私の場合ずっと茶オリがあったせいなのか、服用終了の3日目の朝方にどばっと鮮血が出て、それ以降はごくごく少量の出血(イメージ的には生理4日目くらい)が続いて2日目です。
しかし、なぜか生理痛は立派にあるというのが謎・・。
基礎体温はどうなるの?
中用量ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が服用中ずっと補充されるので基本的には「高温期」のみが続くと言われています。
卵胞ホルモンは特に周期前半に子宮内膜を厚くし、黄体ホルモンは特に周期後半に乳腺の発達や子宮内膜の調節を行います。つまり、その両方を投与している間は、子宮内膜が充実・維持される=高温期のような状態が続くという理屈なんですね。
子宮内膜をそこまで厚くせずに人工的に高温期を作っているような状態なので、通常の生理と比べると、出血量は減るということのようです。
実際のグラフデータを見てみた
では、私の基礎体温がどうだったかというと・・・。
36.5℃にラインを引きましたが、私個人は低温期が36.2~3℃台が多いので、高温期は36.6℃以上というイメージでいます。
そういう意味では、高温期って呼ぶには微妙すぎる体温。辛うじて低温期ではない、というレベルですね。調子が良いときの高温期は36.8~9℃になりますが、そんな日はゼロでした・・・。
特に黄体ホルモンの方がちゃんと効いてる(ホルモンとして足りている)のか不安になりますよねぇ。
途中覚醒している日や9月は急に涼しくなって布団を変えたりしているので、その影響も出ている可能性はありますが、連日同じような感じ、これで良いのかちょっと謎です。
余談ですが、私はテルモの予測式電子体温計を電池交換しながら約5年間使用しています。一応予測と実測値の両方が計れる兼用タイプです。
予測値は2~30秒で数値が出るのでかなり早いですが結構ぶれるので、そのままさらにくわえて5分計り続けた実測値を使うようにしています。(その間に寝落ちしていることも多いけど・・)
結局、一般論の説明はそれほど参考にならない
こうして私のカウフマン療法周期は終わりました。
とにかく、 茶オリがずっと継続したり、高温期と言っても中途半端な感じだったり、人の身体はなかなか医師の説明通りにはいきませんね。
私の場合、想定と合っていたのは「薬を飲みきって2-3日で出血があると思う」という点くらいだと思います(これも人によってはズレます)。
不妊治療においても、人は人、自分は自分、ということを忘れてはいけないなぁとしみじみ。
これで本当に卵巣が休まったのかどうか、やや疑問は残りますが、これが最後になるかなーと思われるKLCでの採卵周期に入る予定です。