めありずむ

不妊治療・育児・Mr.Children・手帳・雑記ブログ

KLC(加藤レディスクリニック)採卵日-4周期目

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加藤さんで3回目の採卵でした。今度こそ成熟卵は採れるのか??

採卵日前日

  • 8:00にもスプレキュア(点鼻薬)←(イレギュラーです)
  • 12:00、18:00、24:00に排卵防止のボルタレン(座薬)
  • 15:30にKLCに電話し、採卵の受付時間、目安の料金、持ち物を確認。

採卵日当日の注意事項

  • 食事は軽めに済ませる
  • ネイルや香水、しっかりメイクは禁止
  • アクセサリー等も忘れ物が多いので外してくることを推奨
  • 採卵に関する消耗品代の4万円は現金払いなので忘れずに!
  • 持ち込みの場合には同意書(旦那さんの自著が必要)を用意
  • 持込容器の本体とフタに旦那様の診察券番号、夫婦氏名、採精時間を記載してタオルに包んで持参

採卵日のタイムスケジュール(平日・午前)

6:00 ジョー自宅で採精。

24時ボルタレンからの就寝で、5時に起こしたから私も相当眠い…

7:20 4F IVF受付カウンターにて受付

診察受付は7:30ですが、採卵は7:20から受付開始です。診察券と静脈認証の本人確認、同意書の提出。当日の流れが書かれた資料(クリアファイル)とカードキーを受領します。

7:30 7F培養室窓口

検体の提出。8Fの方が培養室のラボ感がすごくカッコいいけど、7Fはもっと普通の職場っぽい雰囲気・・(笑)。ガラス張りの見えてる部分だけですけどね。

7:35 8Fリラックスルームへ移動

そのままの足でナースセンターへ。入り口で血圧測定をし提出し、ロッカーキーを受領。血圧は109/56、今朝は怒ってないので普通(笑)

案内されたベッドで下着(ブラ)以外をすべて脱衣し、術衣に着替え。看護師さんに声をかけられたらお手洗いを済ませて、キャップを被って再び待機。朝イチの枠は横になって待てるのがありがたい。(ただし寝そう)

8:15 オペ室で採卵

オペ室前の椅子で前の方が終わるのを待つ。7Fの椅子はアタッシュケースみたいなアルミっぽい素材にバスタオルが敷いてあるだけで、硬く冷たい…なぜ…。

採卵は若めの男性医師。前回はKLCが嫌いになりそうだったほど痛い採卵でしたが、今回もまぁまぁ痛かった(笑)2個だと思ってたけど3回刺された…。それでも、前回よりは全然マシだけども…。

そして最後器具を取ったらどばっと血液溢れ出た感じだったけど、大丈夫かいな…。初回の天国みたいな採卵は何だったんだ・・ドクターの技術の触れ幅大きすぎやしないかい?

8:25リラックスルームで安静

休んでいる間に看護師さんが採卵結果2個という紙を見せてくれました。

1個小さいの刺したけど採れなかったんだろうねぇ。問題は成熟卵かどうかだ・・・。抗生物質(フロモックス)を受領。

8:45 お手洗い

お手洗いで処置時に入れたガーゼを2枚抜く。まさかの真っ赤に染まったガーゼが出てくる上に、ティッシュにも血がつく。

7Fの場合は、ナースセンターのカウンターがリラックスルームの外なので、ベッドからナースコールで「名前、確認したガーゼ枚数、出血の有無」を報告。出血ありでお腹も痛かったので10分ほど多めに休ませてもらう。

ティッシュに血が付かなくなったので再度ナースコールし、着替えたらロッカーやカーテンを開けたままで退出。使用した術衣、枕カバー(不織布)はゴミ箱に廃棄。

看護師さんに「痛みあって心配なら内診できるけど、する?大丈夫?」と聞かれましたが、出血は止まってきていたので大丈夫ってことにしました。(しかし、結局出社した昼になってもまだ卵巣は痛いです)

9:20 9F問診室

培養士さんから採卵結果についての説明。またしてもM1の未成熟卵が2個でした。

培養士:「今回も未成熟卵だったんですね・・・ちょっと画像も見づらいですね。」

私:「理由はやっぱりスプレキュアで成熟できないということでしょうか?」

培養士:「そうですね・・そのあたりは医師とご相談ということになります。」

私:「治療実績全体で、未成熟卵が採れる割合というのはどの程度なんでしょうか?」

培養士:「数字ではパッとお答えできませんが、少ないです。急な採卵でない限り、ほとんどは成熟卵が採れます。」

私:「そうなんですね、あの成熟してから排卵までの時間は一定なものですか?」

培養士:「そうですね、基本的には成熟してすぐに排卵するというのが標準です。」

私:「なるほど、過去のAIHでも卵胞が23-4ミリでも排卵前だったことが多いので、卵胞が大きくなってから成熟(排卵)するまでの時間が一般よりかなり長いのかもしれないですね」

ジョーがなんか新鮮になるように試してみた(何をしたかは教えてくれない)と言っていた精液検査の結果、量以外はWHO基準も余裕のパス。ふりかけでいいはずなのに、うちのコがいつも未成熟ですいません。

9:40 4F診察室

中国人女医さん(田中先生だそうです、国際結婚なのかな?ww)

医師「今回もM1でしたねぇ・・・今回はスプレキュア早めて36時間前にしましたね、(前回は34時間前)それでもダメかぁ・・」

メアリー「あの、過去にアンタゴニスト法で2回採卵しているのですが、その時は未成熟もありますがほとんど成熟卵が採れているんです。なぜか転院してからは一度も成熟卵になってなくて、誘発方法か成熟方法に差があると思うのですが」

医師「そうですね、誘発方法は数は変わりますが成熟度合いに寄与するものではないので関係がないと思います。成熟卵が採れた時は、採卵の何時間前に点鼻薬していましたか?」

メアリー「8時の採卵で、点鼻薬は前々日の23:00なので・・33時間前・・ですね」

医師「それで成熟卵の割合はどれくらい採れた?」

メアリー「16個中12個とかですね・・」

医師「他にhcgとか使ったか覚えてます?」

メアリー「・・・いえ、採卵周期にhcgは使用していないと思います。誘発方法と、スプレキュアとブセレキュアの違いだけです。」

医師「それだけの違い・・うーん・・。hcgを使うというのも成熟させる方法としてはありますが・・。」

メアリー「誘発方法は関係ないということですか?個人的な感覚では、それだけが大きな違いのように思っているのですが・・」

医師「誘発方法は関係ないはずです。あとは、ホルモン値や卵胞の大きさと実際の卵子状態に乖離がある可能性はあるね・・」

メアリー「わかりました、また採卵する時に相談します。」

医師「はい、今日からソフィア飲んでください。胚盤胞まで育てますね、凍結できた場合は来月でも移植できる、もし凍結できなかったら1ヶ月空けたほうがいいかもしれないので、D3にどちらにしても来てください。」

メアリー「はい。あと、実は前の病院で染色体検査を受けたのですが、転座があることがわかりまして。流産は1度だけなので着床前診断の対象にはならないだろうと言われたのですが、このまま採卵→移植を繰り返すのは効率的ではない気がしています。今後どうするべきかご相談できないでしょうか?」

医師「転座?! あぁ、確かに、正直、これまで採れている卵子の質はあんまりよくないですね、ちょっと待ってください」(どこかに電話をかける・・・)

メアリー「そうですよね・・」

呼ばれたっぽい別の先生(同年代くらいの女医さん)が来る

別の医師「すみません、遺伝専門の黒田医師が本日休みなのですが、後日、カウンセリング等で一度相談にいらっしゃっていただけますか?」

メアリー「はい、主人も一緒の方が良いのでそうします」

医師「そうですね、ご夫婦でお話を聞かれた方が良いと思います。こちらは、あ、先月検査されたんですね。転座の種類によってリスクとか妊娠率が変わるのですが、その辺の話って聞かれましたか?」

メアリー「いえ、そこまでは聞いていません」

医師「ではそのあたりも詳しく聞いていただけると思います。ご存知の通り、流産1回ですと、転座が認められても着床前診断は倫理委員会の承認が下りないと思いますし、着床前診断の適用は難しいと思います。

ただ、転座自体は判明していない人も含めると200組に1組はいると言われていて、決して特別珍しいことでもないんです。全然諦めなくても大丈夫ですからね!

これ自体は不妊原因にはなってしまうこともありますが、妊娠可能性がなくなるわけではないですし、本当に染色体の構造の一部が入れ替わっているだけなので「個性」みたいなものと捉えていただくのが正しいと思っています。

うちにも転座があっても治療を続けられて、卒業されている方も多いです。基本的には確率論なので何度もトライするしかないのですが、治療の進め方を少し相談しましょう」

メアリー「はい、よろしくお願いします」

医師「後日担当医師から直接お電話差し上げて、カウンセリングの日程調整をする形でも大丈夫ですか?あとこちら内容をメモ取らせてください」

メアリー「はい、大丈夫です。」

医師「まずは凍結目指しますのでね、大変だけど、頑張りましょう。」

10:15 お会計

 

所要時間:3時間

お支払い:225,486円

 採卵費用:183,600円 (前回が21.6万円だったので、回数割引が入っています)

 薬剤費:2,186円

 消耗品実費:40,000円(現金のみ)

KLC 通院合計:720,971円

(不妊治療費はもうすぐ300万円の大台に乗りそうです・・・結構いい新車が買えますね・・・) 

採卵の結果

なぜ成熟卵が取れないのか、誘発方法以外何も変えていないのに?というのが最大の疑問。

医師は誘発方法は関係ないという意見でしたが、採卵時期(D14)、卵胞サイズ、点鼻薬の使用量・タイミングなどは高刺激で成熟卵が採れたときとほぼ変わりません。むしろ条件的には成熟した高刺激の時の方が採卵日が早かったり、点鼻薬のタイミングも遅かったりしています。

変わったのは誘発方法だけなのですよ・・・しかも2回も連続で?この謎を誘発方法以外に一体どう説明するというのでしょうか・・。(ま、前回は少しだけゴナールエフ使いましたが、少量でしたからね・・)

もし次に採卵するならば、このあたりをしっかり答えてくれる先生にあたりたいものです。

ただ、時間も取ってもらっていて話が複雑になるのでもう言わなかったのですが、私の親は「下垂体前葉機能低下症」という難病疾患を持っていて、原則、遺伝はしないと言われてはいますが、私も下垂体機能(ホルモンの分泌機能)が弱いという可能性はあるのではないかと思っています・・・。(でもそれならなぜ以前は成熟卵が採れたのかの説明にはならないけど)

 

しかしながら、今日の先生達は本当に真摯に考えて一緒に悩んで励ましてくれて、なんかKLCの隠れた人間味みたいなものを感じたことも事実です。混んでるのに15分くらいしっかり話してくれた先生達にも、待たせてしまった後の方にも感謝&ゴメンナサイ。

いずれにしても、今のKLCの卵子を低刺激で1 or 2個ずつを取るという方法は、ちょっと今の私たちには時間とお金のロスが大きすぎるような気がしています。卵巣機能が正常なうちに、なるべく多くの卵子を採れる方法を選ぶべきなのではないか、と思うのですが、この点は遺伝カウンセリングも受けて決めたいと思います。

受精確認(D15)

採卵翌日で指定された13:30~14:00の間に受精確認の電話をします。しかしこの時間帯会議中で電話できず、気づいたら終了の17時を回ってしまい電話できず仕舞い。「質が悪い」と言われたので期待できなすぎて電話したくなかったのかも・・。

分割確認(D16)

さらにその翌日も忙しくて電話を忘れるという失態。あーあ・・・どうしよう。と思っていたら、遺伝カウンセリングについてKLCの方から電話を頂き、そこで結果もついでに教えていただけるという神対応・・。

結果、受精せず!1個は成熟せず破棄で、1個は成熟したものの受精せずでした。ICSI(顕微)は合わないような気がしています。成熟卵が採れてIVF(ふりかけ)をできないことには話にもならないかと・・。KLCに通うのが辛くなってきましたね・・。

 

4周期目の過去記事